(転記)エンシュアとオイルヒーター


心地よい暖かさ





妻のハンチントン病が進行し、ベットでの生活が主になって来た頃からコタツを押し入れから出す事も無くなりました。




自宅介護を継続するに当たり、すぐに温まるファンヒーターやエアコンの暖房を使用していました。しかし、ファンヒーターは不完全燃焼のリスクと火傷や火事のリスクが高いのであまり使用しませんでした。また、エアコンのは温風が直接当たる位置にしかベットが設置出来なかったので、気持ち的にはなるべく使いたくありませんでした。




そこで、使い出したのがオイルヒーターでした。




オイルヒーターは、ファンヒーターの様に火を燃焼させる訳ではないので、加熱部分を子供が触っても火傷しない様な熱さですし、不完全燃焼のリスクも無く電気系統の故障以外は火災のリスクも小さいです。




また、エアコンの様に温風が出る訳でも無く、縁側で日向ぼっこをする様に徐々に空気を暖めてくれるので空気が汚れるリスクも低そうでした。




ただ、寒いからと言って電源を入れてもすぐに部屋が暖まる訳ではないので、秋冬の間は継続して使用しなければいけない欠点はあります。勿論、エコモードなどもありますが電気代は使用相当分掛かります。




最新モデル。こういう24時間タイマー付きが欲しかった




非推奨&自己責任





このオイルヒーターを使用する様になって、少しだけ楽になった事があります。




冬場になると缶に入っているエンシュアは冷えてしまい、そのまま注入してしまうと冷たさで下痢を起こしてしまう可能性があります。また、お湯で割って温めようとすると水分の継続が面倒になってしまいます。




そこで、私は料理で使うボウルや口腔ケアで使ううがい受けなどをにお湯を張り、そこに注入するエンシュアを沈めて湯煎で時間を掛けて温めていました。




この湯煎の手間を解消する方法としてオイルヒーターを活用しています。




あくまでも個人的な使い方なので題名の通り『非推奨』ではあります。




使い方は簡単で、就寝前にオイルヒーターのフィン(温かくなる部分)の上に翌日使用するエンシュアを並べる。以上です。




  • 10月末で設定25℃
  • ベストフィット




先程も記載した通り、オイルヒーターは冷たい部屋を一から暖めるのは苦手なので、就寝中も点けておくかタイマーを使用して起床より1~2時間前から点けておく必要があります。




なので、その時間を利用して冷たくなったエンシュアをオイルヒーターの放熱を使って温めています。




現在使用しているオイルヒーターはフィンが露出しているタイプなのでこのフィンの間にエンシュア缶がベストフィットしています。また、オイルヒーターの放熱は徐々に空気を暖めるものなので、就寝前に置いて翌日の夕方までの長時間放置する事になっても熱くなり過ぎず、設定温度25~27℃で丸一日置いておいても自動販売機の缶コーヒーよりぬるい位です。




このぐらいの温度ならオイルヒーターから直接取ってそのまま注入が出来ますので、楽をさせて貰っています。




同じ味ばかりだと





妻の主食(?)になっているエンシュアですが、意外と味がバラエティに富んでいます。








使用を始めた1ヶ月目はバニラ味だけを使用していたのですが、私がその匂いに負けてしまいました。その次の月からはメロン味に変更していただいて匂い問題は乗り切りました。




暫くして、どんな物なのか興味が出てきたので試しに飲んでみたのですが以外に飲みやすかったです。しかし、これを毎日は飽きるなーと思い、薬局にお願いして処方箋上はメロン単品になっている所をコーヒー味とバナナ味を加えて3等分にして頂いています。




口に入れる訳ではないので、舌で味覚を感じません。しかし、ゲップなどで鼻に抜ける香りはあるので、やっぱり飽きると思います。




その3等分した味を私の気分で色々と組み替えて注入しています。たまに意表をついて朝昼晩バナナ味なんて事や2日ぐらいコーヒー味無しなど変化を付けて食事で遊んでいます。







心の声





・凍えた日は、帰宅してそのままオイルヒーターを抱きしめたくなる。




・缶が触れている分、熱効率は落ちているんだろうなぁ。




・資料集めで見つけたエンシュアの一覧表。黒糖味と妻が好きだった抹茶味が気になる。次回受診時に打診してみよう。

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別のブログサイトで書いていた記事を転記しています。 新規記事は、連携している(https://ameblo.jp/hantintonkaigo)にて公開しています。

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